現像タンクによるモノクロフィルムの現像(機材編)
2004年2月7日作成
2004年5月23日ステンレスタンク追記
では 、タンク現像ではどんな機材 、薬品(初期投資の部分です)が必要なのか簡単にご説明します 。
※特にこだわらなければ 、100円ショップで売られている物が結構使えます 。
☆☆☆ 機材編 ☆☆☆
(1)現像タンク 、リール
プラスチックタンク
ダークレスでの現像器にあたる物です 。パトローネから出したフィルムを巻き取るためのリールとセットになっています 。大きく分けてステンレス製とプラスチック製があり 、リールもそれぞれ専用(互換性は無し)になっています 。どっちが良いかはそれぞれ特徴があるので一概には言えません 。耐久性 、現像中の液温管理のしやすさ 、処理液の量が少なくて済むなど 、ステンレスタンクの方が勝っていると思いますが 、処理液の挿入 ・排出のスムーズさ 、価格などはプラスチックタンクの方に分があります 。リールへのフィルムの巻き取り方もそれぞれで 、ステンレスタンクで使うリールにフィルムを巻き取るのには結構コツというか慣れが必要のようです 。私が使っているタンクはLPLプラスチックタンク(35ミリ2本用 AP compact 5041)ですが 、フィルムを少しリールに入れたら後はリールの片側を往復回転させるだけで簡単に巻き取ることができます(この機能が気に入って購入しました) 。
ちなみに 、こればっかりは100円ショップでというわけにはいきません 。専用の物をカメラ量販店などで購入します 。
LPL 現像タンク プラスチック現像タンク5041 リール2個付 L40221

LPLステンレスタンク LPLのステンレスタンク。上でも書きましたが、処理液の量が少ない、処理中の温度管理が(外部から)やりやすい、耐久性などの利点があります。また、プラスチックタンクと比べて、仕上がりのコントラストが少し高い感じがします。ただし、リールへの巻き込みに慣れが必要です(慣れれば結構スムーズにできるようになります)。
※巻き込みについては、「現像準備編」に少し詳しく紹介しています。

フィルム1本の時はステンレスタンクで、2本の時はプラスチックタンクでと使い分けています。
LPL 現像タンク ステンレス現像タンク(35mm/リール付) L40111

(2)薬品貯蔵タンク(ボトル)
貯蔵タンク
薬品を保存しておく容器(タンク)は 、現像液用 、定着液用の最低2本は必要です 。現像液は1リットル 、定着液は2リットル用の薬剤が売られていますので 、それに合わせてタンクを準備します 。ペットボトルでも代用できますが 、できれば光を通さない専用のポリタンク(2リットル用で800円前後) 、ポリビン(ボトル)を使った方が良いです 。特に現像液は酸化して性能が落ちますので 、ボトル内でなるべく空気に触れないよう容量に合わせて伸び縮みするボトル(1リットル用で1000円前後)がいいと思います 。ちなみに私は 、現像 、定着液用にそれぞれ2リットル用のポリタンクを使っています 。
水洗い促進剤(フジQW) 、水切り剤(ドライウェル)をお使いの場合は 、それ用のタンクも必要です 。1.5リットル用のタンク(たぶんお茶とかを冷蔵庫で冷やす物)を100円ショップで買って使っています 。溶液はそれぞれ2リットル作るのですが 、無理矢理入れて入りきらなかった液(200ミリリットルくらい)は、もったいないけど捨て!
※現像液 、定着液も薄暗い場所で保管するなら100円ショップブランドのタンクで十分かも 。

エツミ 暗室用品 ポリビン 5リットル E-7033
エツミ 暗室用品 ポリビン 1リットル E-7030
キング King ベローズボトル 丸 2,600cc
キング King 広口ポリビン 2,000cc 青
キング King 広口ポリビン 2,000cc 青
(3)メスカップ(計量カップ)
メスカップ・計量カップ
薬品を溶かすときに必要となる大きめの容器1個と 、現像作業をスムーズに行うためにあらかじめ薬品を準備しておくための容器(ご使用になる現像タンクで使用する液量が余裕で入る大きさの物)3個(現像液用 、停止液用 、定着液用)の合計4個は必要です 。大は小を兼ねるで 、薬品を溶かすための大きめの容器を(たとえば)現像液用と兼用してもかまいませんが 、念入りに水洗いしてから使いましょう 。(あんまり大きいと使いにくいですが…) 。ちなみに専用に売られている物は値段が少々お高いです 。私の場合 、薬品を溶かすための大きめの 「バケツ 」(園芸用の薬品を溶かすのに使うらしい)3リットル用(目盛り付き500円位)1個と 、1リットル用2個(現像 、定着液用 。これは適当なのが無かったので 、カメラ量販店で購入 。1個430円)を使っています 。あと500ミリリットル用の計量カップ(100円ショップ)が1つ 。フィルム1本の時は約400ミリリットルの溶液で十分なので 、これを停止液用に使ってます 。
※購入される時は透明の物の方が目盛りが見やすいです。

ちょっといいものはこんな感じ
キング King メスカップ 1,300cc 柄付
計量カップ500cc(メタクリル)
Colors 耐熱 計量カップ 500ml オレンジ C-1393
エツミ 暗室用品 ポリビーカー 1リットル用 E-741
エツミ 暗室用品 ポリビーカー 2リットル用 E-742
(4)メスシリンダ
メスシリンダー
停止液を作るときに使っています 。50ミリリットル用で400円位でした 。少しの量を量るだけなので 、計量カップ(100円ショップ)でも十分です 。

いいものはちょっと値段が高い!
ポリシリンダー 100mL 6-239-04
キング King 広口ポリビン 2,000cc 青
キング King 広口ポリビン 2,000cc 青
(5)撹拌棒
撹拌棒
現像液 、定着液などを作るときにかき混ぜるための棒 。割り箸とかでも代用できますが 、木だと薬品がしみこむので金属製かプラスチックの物が良いです 。これも100円ショップで調達 。商品目は 「マドラー 」(汗)
下の青い方は、Kingの撹拌棒。柄の部分に液温計が取り付けられる物です。(180円@カメラ量販店)

LPL 攪拌棒 クイックスター L422
キング King カクハン棒
(6)液温計
薬品を作るとき 、現像液などの温度を測るときなどに使う棒状の液温計です 。50度まで測れれば十分ですが 、できれば100度用と50度用の2本あると便利です 。私は50度までのを2本 。カメラ量販店で購入。1本280円だったかな?
※長いくて100度まで測れる物も一本あると良いと思います。

エツミ 暗室用品 液温計L E-702L
エツミ 暗室用品 液温計 E-702
キング King 棒状液温計
(7)タイマー
現像作業は時間との戦いです(っておおげさ〜) 。タイマーは時間(分 、秒)が測れれば何でも良いのですが 、できれば見やすい物が良いです 。専用のタイマーとかが売られていますが 、腕時計 、目覚まし時計など 、何でも良いです 。お勧めはキッチンタイマー 。分秒でカウントダウン 、0からのストップウォッチ機能が付いて 、カウントダウン時にはアラームまで鳴ります(これはちょっと余計かな) 。現像 、定着 、その他(前浴 、停止 、水洗い)用に3個 。100円ショップで調達 。液晶が小さくて見にくいですが 、1個100円ですから… 。現像と定着用はそれぞれの時間をセットしてカウントダウンに 、それ以外はストップウォッチとして使っています 。

SATO 大型表示 デカタイマー TM-19 1709-00
TANITA デジタルタイマー でか見え ホワイト TD-384-WH
(8)その他(小物など)
フィルムをリールに巻くときにダークバッグ(チェンジバッグ) 、パトローネオープナー 、フィルムピッカー 、ハサミなどが必要になります 。完全暗室ができるならダークバッグはいりません 。パトローネオープナーは栓抜きににてますが 、以外とお高いんです 。私はダークレスの現像キットについていた物を愛用してます 。
エツミ 暗室用品 チェンジングバッグ大 E-545

フィルムを吊して乾燥させるときに 、フィルムクリップ 、写真用スポンジ 、フィルムワイパーなどが必要になります 。フィルムクリップは洗濯バサミなどでも代用できます 。ドライウェルを使う場合は 、スポンジとかは必要ありませんが 、スポンジ 、フィルムワイパーなどで水を切ってあげると早く乾燥します 。スポンジは写真用の物を使います 。フィルムワイパーは買ってはみた物のフィルムを傷くのが怖くて使っていません 。
LPL フィルムクリップ フィルムクリップおもり付き L6062
キング King フィルムワイパー
LPL フィルムワイパー フィルムワイパー L62311
キング King フォトスポンジ W

使用済みの薬品を貯蔵ボトルに戻す時に 、ロートがあると便利です 。専用のフィルター付きの物も売られていますが 、100円ショップの物で十分です 。
キング King クリーンロート
エツミ 暗室用品 ポリロート E-733
次他にも必要な物、あると便利な物があるかもしれませんが、今のところこれらの機材で必要十分です。
次は自家現像に必要な「薬品編」です。
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