ダークレスによるモノクロフィルムの現像
2004年1月30日作成

実際の現像手順を簡単にご紹介します。

現像が始まったら時間との戦いです(ちょっと大げさ!)。現像手順はキット添付の説明書に詳しく書いてありますのでよく読んで、できれば覚えてください。手順通りに進めば間違いなく現像できます。
※SS100、100ACROSを合わせて5本ほど現像しましたが、現像自体の失敗はありませんでした。
※私のやり方です。これで正解ということではないし、この通りやって失敗しても責任は持てませんので、参考程度にどうぞ。

現像の準備
Tips
(1)現像液、定着液の温度設定 アンプルのままお湯(20〜25度)に数分間浸けておき、現像液、定着液の温度を指定の温度にします。

富士QW、ドライウェルをお持ちの場合は、それぞれ袋(容器)に書いてある手順で溶液を作っておきます。
現像器とパトローネの関係
こんな感じでパトローネにセットします。
パトローネが容器の中に残ってしまう時は...
回転蓋の軸をパトローネオープナーを使って少し広げてあげると、パトローネが現臓器の中に残る事はないです。
今時珍しいガラスのアンプル

印を手前にして親指でグっと押すとポキッと折れます。

フィルムクリップ
フィルムクリップ。おもりがついているので、フィルムに変なカールがつくのを防いでくれます。ちなみに、24枚撮りフィルムは伸ばすと1mほどありますので、ぶら下げる場所も考えておいてくださ。
ネガシートファイル
ネガシート。コクヨ製で50シート位収納できます。
ネガ袋
お店で現像するとこの袋にネガが入って戻ってきます。こんなのも取っておくと後で使えますね。

フィルムの乳剤面(つるつるしていない方)は、絶対に素手で触らないように。特に水洗いの時優しく洗っているつもりでも乳剤がはがれる場合があり、悲惨な仕上がりになります。経験者談...(^^ゞ
ネットとかで調べてみると、前浴(現像液を入れる前に水で慣らしておく)をした方が良いとか、フィルムは全て巻き込まない方が良いとか色々出てます。自分で色々試せるのも面白いですね。

(2)フィルム(パトローネ)を回転蓋にセット 軸の引っ込んでいる方に、簡易現像器の中蓋、回転蓋を押し込みます(軸のガイドを回転蓋側の溝にきちんと合わせて押し込みます)。
そのまま現像器にセットして、回転蓋を抜いてみてください。パトローネごと抜ければOK。もし回転蓋だけ取れて、現像器の中にパトローネが残るようなら、回転蓋の軸の切れ込みを少し広げてやればうまく行くはずです。
※パトローネごと抜けないと、現像から定着にスムーズに移行できなくなりますので、現像の前に必ず確かめてください。
取り出しがスムーズにできるようなら、現像の練習をしておきます。反時計回りにハンドルが少し重くなるまで回し、時計回りに3秒で10回転以上回します。3秒間に回転させる回数は多ければ多いほど良いようです。なお、反時計回りに回し過ぎると、パトローネの中でフィルムが折れたりしますので注意してください。
(3)現像の前準備

アンプルをお湯の中から取り出し、アンプルカッターを被せて、印のついている方向から押す感じでアンプルを開封します。現像液は簡易現像器の容器の中へ、定着液はフィルムケースに準備しておきます。アンプルの底を「とんとん」すると出易いです。
現像から定着に移る時パトローネ内の現像液を吸い出させるために、ティッシュペーパーを数枚重ねて脇に置いておきます。

現像作業開始
(4)現像 時計の秒針が0を指したら現像のスタートです。現像液が入っている簡易現像器の中に静かにパトローネを沈めて回転蓋をきっちり閉めます。沈めたらそのまま5秒待ってから、時計回りに10回以上(3秒間)、反時計回りに静かにハンドルが重くなるまで戻して、また時計回りに10回以上。この繰り返しを2分30秒(ネオパンSS100、400プレストの場合。100ACROSの場合は3分30秒。時間は一応確認してください)行います。この時、現像器の容器は手のひらで握りしめないでください。体温で容器内の現像液が暖められてしまいます。
(5)定着 パトローネを回転蓋ごと静かに抜き取りティッシュの上に置き、容器の現像液を捨て定着液を入れます(現像液を定着液に交換)。そして、素早く静かにパトローネを沈めます。そのまま5秒放置し、現像と同じ要領で回転開始。今度は4分間(ネオパンSS100、400プレスト。100ACROSは6分。時間は一応確認してください)です。
(6)ネガ像の確認 簡易現像器からパトローネを取り出します。定着液はまだ捨てないでください。パトローネを取り出したら回転蓋から外してパトローネオープナーを使って缶の蓋を開けて中身を取り出します。この時、強い刺激臭がしますから、顔を近づけないように(結構鼻につくにおいです)。フィルムを解いていくとネガ像が確認できるはずです。フィルムの乳剤面(内側)に肌色の部分が残っている場合は定着不足なので、フィルムを軸に巻き戻して簡易現像器に戻して2分(時間は要確認)ほど回転させます。
定着が確認できたら定着液は捨ててもかまいません。
(7)水洗い 軸ごとフィルムを洗面器につっこみ、水を流しながら洗います。フィルムの巻きがほぐれたら軸をはさみで切り離します。くれぐれもフィルムに傷を付けないように。
水洗いは水を流しながら30分です。説明書には「フィルムを流水に中で優しく洗う」とか書いてありますが、特に必要ないようです。ちょろちょろ水を流しながら30分浸けておきます。
水洗い促進剤(富士QW)を使う場合は、水洗い30秒後、水洗い促進剤に1分浸けた後、水洗い5分です。
(8)乾燥 フイルムの片側にフィルムクリップを付け、静かに水から引き上げます。引き上げたら水をよく切ってもう片方にもフィルムクリップを付けて吊します。フィルムクリップがない場合は洗濯バサミでも代用できますが、フイルムが変にカールしないように下側には重りを付けてください。
吊したまま水を含ませて良く絞ったフィルムスポンジでフィルムについている水滴を上から下に向かって拭います。くれぐれもフィルムに傷を付けないように。
ドライウェルを使う場合は、水洗い後30秒浸してから引き上げ吊します。スポンジで水滴を拭った方が早く乾燥しますが、そのまま乾燥してもかまいません。
乾燥中のフィルムにホコリがつくと取れないので、なるべくホコリの少ないところ(無いところ)で、薄暗い場所で乾燥させます。だいたい1時間位で乾燥すると思いますが、できれば2時間以上乾燥させます。
作業終了
(9)後かたづけ 簡易現像器、フィルム容器は何度でも使えますから、よく水で洗っておきます。現像液、定着液のアンプルとパトローネは、ざっと洗って「ビン・缶」の日に捨てましょう。フィルムの軸は燃えないゴミ。その他使った物は水洗いして片づけます。
富士QW、ドライウェル溶液は繰り返し使えますので、適当な容器(ペットボトルなど)に入れておきます。
(10)フィルムの整理 しっかり乾燥したら6コマずつハサミで切ってネガシートにしまいます。

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